ガサツでも作れた、ごく普通のうちわレシピ
シルバーウィーク前半、正確には金曜日の朝から精神的に死んでいたので記憶がありません。日曜日の夕方あたりに昇華出来た後は妙に元気になり、迷っていたうちわ作りも元気に実行し、元気に宮城に向かいました。
宮城に行く
最初の記事を書いて半年放置の間、いくつか書きかけたものがあるけど、理屈っぽくて、とてもアップするようなものでは無かった。
何かを買って、見て、何かを感じる度に言葉にしてみるんだけど、買って積んだ状態になってるアレもコレも見て、もうちょっと考えようとか思っているうちにARASHI BLAST in Miyagiの開催が目の前に迫っていて、それに行くという。1人で。0泊2日のバスプランで。
宮城行きの為に買ったもの
- リュック(BURTON ケトルパック20L)
- アウター(mont-bell ライトシェルパーカ)
- 双眼鏡(Nikon アキュロン8倍21口径)
- モバイルバッテリー&ケーブル(Anker)
- 超強力防水スプレー
全部Amazonで買いました。
リュックとアウターは店頭で色々試した後の購入です。防水スプレー以外全部お値引き価格で売ってくれたAmazonは優しい。
あと今回のBLASTの前に読んでおいたほうがいいかなあと思って「ニッポンの嵐 ポケット版」も買いました。これもAmazonで中古美品400円。これ、すごく良い本ですね。嵐だから買ったけど、題材と読み手との媒介者が嵐でなかったとしても興味深い内容でした。
私は何かにガッとハマると、それを通して新しいものや、それを好きになっていなかったら通り過ぎていたであろうものと出会う、といったセカンドアクションにも期待するのですが、嵐に興味を持った事でも沢山の出会いや再会がありました。全部私自身の内面的な事ではあるんですけどね、そうしたアクション=単純に刺激ですから、今後も追い求めたいと思っています。
宮城行きの為にまだ買ってないもの
- ポンチョ
私のチケットに記されているのは1階スタンド・ほぼ最後列という嵐からはクソ遠いけど屋根あり席のため、横殴りの暴風でも吹かない限り公演中は濡れる心配は必要ないんですけど、グランディ21に到着後~開場を待つ間とか終演後のバス待ちの間に雨が降った場合の事を考えて持って行きます。100均で購入予定。今の所、19~23日はお天気持つみたいですネ
- エア枕
年に数回高速バスに乗るんですけど、窓際の座席を予約する為、寝る時は窓側に頭を傾けていました。しかし今回は通路側になる事を考えて購入予定です。昔買った事があるんだけど、カバーだけ残っていて肝心の本体は消えた。無難に空気を抜けるタイプのものにするべきでしょうが、無印良品 の「フィットするネッククッション」が欲しくて仕方ない。リュックに大分余裕が出来そうなので、買ってしまうかも。
あと購入すべきはマスク、湿布(サロ〇パス=足裏に貼ると浮腫み防止)、水、軽食くらいですかね。
- 番外編:うちわ
すごく迷いました。初めての嵐、これはもうフル装備を真似して全力で雰囲気に浸かるしかない!と意気込んでましたが、席は遠いし、10代のカワイ子ちゃんならまだしも、アラサーの自分がうちわ持って何をしたいんだよ、え?しかもコンサート終わったらそのうちわどうすんだよ?あ?みたいな負の思想が発生した為、ヒートダウン。デザインカッターあるし、材料は一通り世界堂やLOFTで現物見たあとネットでピックアップしてあるからポチればいつでも作れるんだけどね…やらないでしょう。でも持ってみたいなあ、どうしよう。
一般人がジャニーズに興味を持った話
去年の3月。
毎週のようにあった休日出勤も次第に収まり、日曜の昼間、一人暮らしの部屋に籠ってダラダラする余裕が生まれてきた頃、数年ぶりに見た日テレの「スクール革命」で山田君という一人の男の子に釘付けになった。
なにこの顔、こんな子だったっけ。
「スクール革命」自体は、番組がスタートした頃にたまに見ることがあった。なぜなら私はウッチャンナンチャンのウッチャンが、チェンが、内村光良が好きだから。スクール革命はそれまでのウッチャンの仕事の経歴からすると新鮮な番組だった。そしてそこで久々に、私にとって「新しいジャニーズ」を見た。知念君、山田君である。
申し訳無いことに、同時にそこに存在したはずの八乙女君は全く記憶に残っていないのだが、知念君、山田君に強烈な何かを感じたということでもなく、知念君に対しては、あらちょっとカワイイ、知念里奈の弟だったりするんだろうかと的外れな勘ぐりを、山田君に至っては、もさもさした髪のバタ臭い顔の子だなーと感じた程度である。
ただその時「フーン、最近のジャニーズは可愛い系っていうか、なんか普通だな」と微妙な違和感というか、ひっかかりを感じたことはよく覚えている。恐らくそれは私の中の最新のジャニーズがKAT-TUNだったことが単純な理由である気がするけれど、私自身が中高生時代、どの家庭でも当然のように視聴されていた「SMAP×SMAP」「学校へ行こう!」「うたばん」などでその姿を見ていたジャニーズとは趣が違うように感じられた。
とはいえ私にとって「ジャニーズ」は「芸能人」であり、その他大勢の一括り以外の何者でも無かった。スクール革命を見る目的はあくまでもウッチャンで、あとはその他大勢でしかなかった。「見えていなかった」のである。
それなのに、もっさりしていた髪は今風にセットされたツヤ髪に変わり、少女漫画に登場するような美しい顔と、何か星屑のようなキラキラとしたものを携えたアイドル山田君によって、私はジャニーズを「見て」しまった。
その山田君が番組の「春の修学旅行」企画で高所恐怖症故に半泣きで富士急ハイランドの高飛車に乗り、颯爽と大空に飛び立していった知念君とは対照的に、震えながらパラグライダーで富士山麓を舞うという回を見た数日後、私は人生の半分以上をジャニヲタとして生きている友人に連絡を取る。『アイドル誌のおすすめって何?』と。
それからこの一年の間に様々な葛藤と紆余曲折と自学習&現地学習を経て、私は趣味のカテゴリーに「ジャニーズ」を新設し、ほぼ定着させた。ジャニヲタと自称するにはまだ経験値が足りないけれど、ジャニーズを知らなかった私とは別の私である。男性アイドルという文化を様々な角度から体験することで、新しい愉しみを覚えてしまった。
輪に入れず周囲をウロウロしている、そんな微妙な位置にいる一ファンの覚書。
あ、因みに山田君のファンにはなっていません